プレイベント in 福島
震災からちょうど1年。
2012年3年11日。
福島第一原発の事故によって発生した、福島県産農産物の風評被害。
「風評被害の払拭に、少しでも力になりたい」という想いを胸に、福島で収穫されたお米を使ったイベントを開催しました。
すべては、ここから始まりました。
08:00
会場は、福島市中心部の街なか広場です。
この日は「JASP in FUKUSHIMA」によるイベントが開催され、「プレイベント in 福島」もその中での実施となりました。
それよりも、当日は朝からみぞれが降りとても寒い!
来場者数が不安ですが、とにかく準備を開始します。
10:30
製造を依頼していた商工給食様から、おむすびが届きました。
おむすびに使用したお米は、福島県産のコシヒカリ。
無農薬、有機栽培で販売価格にすると10kg6000円の最高級米です。
放射性物質の検査は実施済。
放射性物質が検出されていないお米を使用しています。
届いたおむすびの量に圧倒されますが、これでもまだ一部です…
11:00
おむすびアートの製作を開始しました。
たくさんの来場者のみなさんに、おむすびを並べていただきました。
中には、おむすびを並べるのが楽しくて、何十分も手伝ってくれた女の子もいました。
13:00
ほぼ完成!
福島県の形の中に、福島の特産品の福島牛、梨、トマトなどを並べたデザインです。
13:30
3,110個のおむすびをつかったおむすびアートが、2時間半かけてようやく完成。
そこで、ちょっとしたセレモニーを行いました。
おむすびアートが完成し、またみぞれもやんだことで、関係者のほっとした表情が印象的です。
右にいるのが、「JASP in FUKUSHIMA」を主催した、JASP代表の佐藤宗くん(福島大学)です。
おむすびを並べていただいた方や、アート制作の様子が気になっていた方などが戻り、多くの方に集まっていただきました。
福島の風評被害を払拭するため自分たちは何ができるのかを、みなさんに伝えました。
14:00
おむすびアートの完成後は、しばらくの間多くの来場者に観ていただきました。
その後、3,110個のおむすびを無料でプレゼントしました。
終わってみれば、当初の不安とはうらはらに、なんとか無事終了することができました。
多くの来場者のみなさま、また寒い中手伝ってくれたボランティアスタッフには、本当に感謝です。